(※ 終了しました)
東側諸国における科学技術革命論の展開
【 日時 】 2013年8月17日(土) 15:00~18:10
【 会場 】 東京大学駒場 I キャンパス 14号館 307号室
【 プログラム 】
15:00~16:30 講演:金山浩司(東京工業大学 大学院社会理工学研究科 特別研究員PD)
東側諸国における科学技術革命論の展開
The rise and fall of the theory of the scientific-technological revolution in the eastern bloc countries
科学技術革命論とは、1960-70年代のソ連やチェコスロバキアなどで展開された、高度に発達した工業化社会をとらえるマルクス主義的知見の構築を目指した科学論・技術論の総称である。この議論の展開ぶりは同時期の日本にも紹介されていた。ここ数年、各国の若手の科学史・技術史研究者の間で、これらの議論がいかなる素地から生まれいかなる経緯をたどりいかなる内容をもっていたのかを見直そうという機運が高まりつつある(発表者は、先日参加した国際科学史・技術史・医学史会議の席上でこうした潮流を直に感じ取ることができた)。こうした最新の研究動向も紹介しつつ、冷戦期東側諸国の科学観・技術観、当該諸国の国際的な知的ネットワーク、ひいてはそれらの国々における知的討論がもっていた特色等について検討していきたい。
16:40~18:10 文献紹介(担当:石垣 勝 / 東京大学大学院 総合文化研究科)
鈴木一人『宇宙開発と国際政治』岩波書店、2011年: